低解約返戻型保険は学資保険よりも利率が高い?

子供の教育資金の積立として「学資保険」を検討する方は多いと思います。子供が、小学校〜中学校まで全てすべて公立に通ったとしてもかかる教育費の合計は、10,940,321円。全て私立だと約3000万円に近い金額がかかると試算しています。

学資保険は、教育資金として特に大きな出費となる大学の入学金の直前に受け取ることができるように設定できるため、資金計画を立てやすいという側面があります。

「クイッキング」というサイトの主婦モニター(417人)を対象としたアンケートでは、
小学生以下の子供を持つ世帯において62.1%の人が学資保険に加入しているという結果が出ています。

学資保険に加入した人が感じているメリットとして「貯蓄性の高さ」と
「始めやすく続けやすい保険料の安さ」は良くあがります。

ただ、利率(返戻率)のことだけを考えると、実は、学資保険よりも利率が高い保険商品というのは市場にいくつか存在します。低解約返戻型定期保険(終身保険)などがそうですが、販売しても保険会社の利益が薄すぎるため、積極的には宣伝していないものも多いです。(公式HPでもかなり目立たないところにあります。)

また、保険営業員の手数料も低いために、保険の無料相談などに行っても、違う商品を紹介されることが多いです。その辺のことについてまとめました。

既存の学資保険の返戻率比較表

まずは現在販売されている学資保険の戻り率(返戻率)を下記にまとめました。

保険商品名 返戻率
富国生命みらいのつばさ 111,4%
明治安田生命 107,6%
アフラック 104,9%
ソニー生命(学資保険U型) 108,4%

(契約者30歳、お子様0歳で加入、18歳時点で解約での試算)

学資保険などの保険商品は、払いこんだ金額に対して受け取る総額の割合を返戻率という数字で表記することが多く、この数値が大きいほど利率も高い貯蓄性の高い保険となります。

学資保険の返戻率は、2013年4月の保険料改定でアフラック・ソニーという有名どころの返戻率が下がり貯蓄性が落ちています。

実は、学資保険よりも利率が高く、死亡時の保障が多い保険がある。

あまり知られていないですが、教育資金の積立として解約前提で考えるならば学資保険よりも利率の良い保険商品というのは存在します。

低解約返戻金型定期保険、もしくは低解約返戻金型終身保険を短期間での払い込みにすることによって高い返戻率を維持しながら、さらに学資保険よりも高い死亡保障を確保することが可能です。

現在、学資保険より利率が良い、もしくは同等といわれている低解約返戻金型保険は下記の商品です。

保険商品名 保険料払い込み期間 払い込み保険料 18年経過後の
解約返戻金
返戻率
アクサ生命の【FairWind】 15年 月額15,325円(総額2,758,500円) 3,112,500円 112.8%
富士生命 【E終身】 15年 月額16,660円 (2998800円) 3,253,500円 108.4%
東京海上日動あんしん生命の【長割り終身】 15年 月額15,983円 (2,848,050円 3,053,860円 107.2%

(契約者30歳、男性、払い込み期間15年、お子様0歳で加入、18歳時点で解約での試算)

低解約返戻金型定期保険は、販売自粛・売り止めが相次いでいる。

実は、上記に挙げた保険よりももっと利率の高い保険で現在販売売り止めになってしまった商品がいくつかあります。

・東京海上日動あんしん生命の【長割り定期】
・オリックス生命 ロングターム7
・あいおい生命の低解約返戻金型定期保険

保険会社としては、貯蓄型の保険を販売しても利益はそこまでありませんので、利率の良い保険は販売停止になってしまうことが多いです(かといって、焦ってはいる必要も全くありません。所詮数%の話しなので)

また、低解約返戻金型定期保険や低解約返戻金型終身保険は、早期に解約すると、大きな元本割れを起こします。これが最大のデメリットで、学資保険よりも途中解約時のペナルティーは大きいので注意してください。